黒髪の眠りの聖女は永遠の愛を誓う
徐々に騎士団の制服を着ている人達が立っている間隔が狭くなり、警備が重々しくなってきたわ。
「この先は王族専用のフロアになります」
普段生活している家族用のプライベートエリアということね。
「私が入っても大丈夫なのですか?」
「もちろんですよ」
微笑みながらドアを開けてくれるウィル様。
人の気配が少なくなり、シンとした通路を通る。
でも陽の光も入り、暖かくて優しい空気に包まれている。
そして、国王様達がいるという一室に向かった。
部屋の中では国王様と王妃様、ソフィー様がいて、神殿長様とアーロ様もいた。
「実はこのエーデル王国では『黒髪』は不吉な色と言われているのです」
「黒髪が?」
国王様が悲痛な面持ちで古い言い伝えだという話をする。
昔、この王国で蔓延した植物が枯れるという風土病。
植物から色が失われて黒くなり、徐々に細く髪の毛のようになって枯れてしまうものだったらしい。
その風土病により食糧難が続く大変な時期があった。
『黒髪の呪い』と呼ばれた風土病は、その時代の聖女様の力により抑えることができ、またこの王国に緑が蘇ったが、人々はその時の記憶からこの王国では珍しい『黒髪』の人を恐れるようになったそうだ。
「この先は王族専用のフロアになります」
普段生活している家族用のプライベートエリアということね。
「私が入っても大丈夫なのですか?」
「もちろんですよ」
微笑みながらドアを開けてくれるウィル様。
人の気配が少なくなり、シンとした通路を通る。
でも陽の光も入り、暖かくて優しい空気に包まれている。
そして、国王様達がいるという一室に向かった。
部屋の中では国王様と王妃様、ソフィー様がいて、神殿長様とアーロ様もいた。
「実はこのエーデル王国では『黒髪』は不吉な色と言われているのです」
「黒髪が?」
国王様が悲痛な面持ちで古い言い伝えだという話をする。
昔、この王国で蔓延した植物が枯れるという風土病。
植物から色が失われて黒くなり、徐々に細く髪の毛のようになって枯れてしまうものだったらしい。
その風土病により食糧難が続く大変な時期があった。
『黒髪の呪い』と呼ばれた風土病は、その時代の聖女様の力により抑えることができ、またこの王国に緑が蘇ったが、人々はその時の記憶からこの王国では珍しい『黒髪』の人を恐れるようになったそうだ。