黒髪の眠りの聖女は永遠の愛を誓う
楽しそうに話をしているミオ達の少し後ろを歩くシエナはリックにそっと近づいて話し掛けた。
「本当にミオ様ってすごいわね。ウィリアム様のあの蕩けるような微笑みを何度も完全にスルーしているわ。あんな微笑みを向けるのはミオ様だけなのに。この王国のご令嬢方憧れの王子様も形無しね。ねぇ、リック」
「フッ。そうですね。可哀想なくらいに」
「私達の幼馴染みの初恋の相手はなかなか手強そうよ。ウィリアム様はどうされるおつもりかしら?」
ウィル様と並んで歩いていると、ウィル様に挨拶をする人や通路の端に下がってお辞儀をしている人達の中で、私と目が合うと体を強張らせてサッと目を反らしたり、恐ろしいものでも見たような顔をする人がいる。
そして、ウィル様が私の前に出て私を隠して庇ってくれるということが度々ある。
「ミオ様、申し訳ございません。後で理由をお伝えいたします」
やっぱり…。
なんとなく感じてたけど、私を怖がる人がいる。
私の一体何が…?
これからこの国でお仕事もしていくのに怖がられていたら暮らしてもいけないんじゃないの?
不安になってきたわ。
「本当にミオ様ってすごいわね。ウィリアム様のあの蕩けるような微笑みを何度も完全にスルーしているわ。あんな微笑みを向けるのはミオ様だけなのに。この王国のご令嬢方憧れの王子様も形無しね。ねぇ、リック」
「フッ。そうですね。可哀想なくらいに」
「私達の幼馴染みの初恋の相手はなかなか手強そうよ。ウィリアム様はどうされるおつもりかしら?」
ウィル様と並んで歩いていると、ウィル様に挨拶をする人や通路の端に下がってお辞儀をしている人達の中で、私と目が合うと体を強張らせてサッと目を反らしたり、恐ろしいものでも見たような顔をする人がいる。
そして、ウィル様が私の前に出て私を隠して庇ってくれるということが度々ある。
「ミオ様、申し訳ございません。後で理由をお伝えいたします」
やっぱり…。
なんとなく感じてたけど、私を怖がる人がいる。
私の一体何が…?
これからこの国でお仕事もしていくのに怖がられていたら暮らしてもいけないんじゃないの?
不安になってきたわ。