黒髪の眠りの聖女は永遠の愛を誓う
このエーデル王国という国では昔からの伝承があり、100年に一度聖女様が現れるらしい。
その聖女様がこの国に平和をもたらすという。
なんとも信じられない話だ。
「エーデル王国?」
そして、私が今いる場所がその聖女様が現れる所らしい。
「私がそのお話の聖女様? いえ、私はそんな人では…」
「しかしその場所にいらっしゃることこそがその証」
「え?」
「ご覧ください」
その人が手を手前にかざすと大きな音がした!
バチバチッ!!!
「!!?」
透明な壁のようなものがあり、眩しい光が放たれた!
「この通り、その場所には安易に近づけないのです。王族である私は部屋に入れてもこの場所まで。他の者ではこの部屋にも入れません。それに聖女様がいらっしゃるその寝台の周りにはさらに強固なバリアがあり、王族でも近づけません」
「……」
え?ちょっと待って。
私はここで寝ていたんだよね?
どうやって?
あんな音がしたら寝てる場合じゃないし…。
ふと見ると、説明してくれた男性の手が赤くなっていた!
「大丈夫!? 手が!」
私は急いでベッドから降りて、その人に駆け寄った。
でも階段を降りた所でガクンとバランスを崩した。
「ッ!!」
私、高いヒールの靴を履いてる!?
それにドレスが足に絡まる!
いつもの感覚じゃなかったからバランスが崩れ、やっぱり体の動きも鈍い!
「危ない!聖女様!」
咄嗟に私を抱き留めて、身体を支えてくれた。
「大丈夫ですか?」
「う、うん。ありがとう…」
危なかった!
何で私はこんな格好で、普段履かないヒール靴なの?
それに、バチバチゾーンをすんなり通り抜けられた…。
「え?どうして?」
振り向いてバチバチしていた辺りを見る。
「当然聖女様は何事もなく通れますよ」
耳に心地良い声がすぐ近くで聞こえて、知らない人なのになぜか聞いたことのあるような声に聞こえた。
パッとその声の主を見上げると、金色の髪のその人は綺麗な青い瞳を細めて、また照れたように微笑んだ。
「聖女様はお優しいのですね。心配してくださり、ありがとうございます。私は慣れていますので大丈夫ですよ」
「慣れて?」
「この部屋を整えることは私達王族の勤めなのです」
「え?」
「王族しかこの部屋に入れませんので」
「そういえば第一王子って…。王子様!?」
私はどんな所にいるわけ!?
その聖女様がこの国に平和をもたらすという。
なんとも信じられない話だ。
「エーデル王国?」
そして、私が今いる場所がその聖女様が現れる所らしい。
「私がそのお話の聖女様? いえ、私はそんな人では…」
「しかしその場所にいらっしゃることこそがその証」
「え?」
「ご覧ください」
その人が手を手前にかざすと大きな音がした!
バチバチッ!!!
「!!?」
透明な壁のようなものがあり、眩しい光が放たれた!
「この通り、その場所には安易に近づけないのです。王族である私は部屋に入れてもこの場所まで。他の者ではこの部屋にも入れません。それに聖女様がいらっしゃるその寝台の周りにはさらに強固なバリアがあり、王族でも近づけません」
「……」
え?ちょっと待って。
私はここで寝ていたんだよね?
どうやって?
あんな音がしたら寝てる場合じゃないし…。
ふと見ると、説明してくれた男性の手が赤くなっていた!
「大丈夫!? 手が!」
私は急いでベッドから降りて、その人に駆け寄った。
でも階段を降りた所でガクンとバランスを崩した。
「ッ!!」
私、高いヒールの靴を履いてる!?
それにドレスが足に絡まる!
いつもの感覚じゃなかったからバランスが崩れ、やっぱり体の動きも鈍い!
「危ない!聖女様!」
咄嗟に私を抱き留めて、身体を支えてくれた。
「大丈夫ですか?」
「う、うん。ありがとう…」
危なかった!
何で私はこんな格好で、普段履かないヒール靴なの?
それに、バチバチゾーンをすんなり通り抜けられた…。
「え?どうして?」
振り向いてバチバチしていた辺りを見る。
「当然聖女様は何事もなく通れますよ」
耳に心地良い声がすぐ近くで聞こえて、知らない人なのになぜか聞いたことのあるような声に聞こえた。
パッとその声の主を見上げると、金色の髪のその人は綺麗な青い瞳を細めて、また照れたように微笑んだ。
「聖女様はお優しいのですね。心配してくださり、ありがとうございます。私は慣れていますので大丈夫ですよ」
「慣れて?」
「この部屋を整えることは私達王族の勤めなのです」
「え?」
「王族しかこの部屋に入れませんので」
「そういえば第一王子って…。王子様!?」
私はどんな所にいるわけ!?