14年分の想いで、極上一途な御曹司は私を囲い愛でる
そう言った瞬間、大和さんはあっけに取られた顔になったが、すぐに口元を緩ませる。
彼の形の良い唇を見てしまい、キスされたのを思い出した。
「ああ。ホテルのフレンチを予約してくれたんだ。今日の予定はなかった?」
大和さんは腕を少し上げて、スーツの袖を少し上げて時計を確認する。
「紬希? どうした?」
ハッと我に返り、あのときのキスを頭の隅に追いやる。
「え? な、ないです。帰国して早々なのに大変ですね」
「疲れてないし。じゃあ、行こうか」
「あ、これもらって行っていいですか?」
炭酸水のペットボトルを指で示す。このままここに置いて行けば、捨てられるだろう。
「もちろん」
「ありがとうございます」
ペットボトルをバッグの中にしまい、ソファから立ち上がった。
社屋の地下駐車場に止められていた大和さんの艶やかなダークグリーンの高級外車に乗り、車は走り出す。
「どうした? 落ち込んでいる?」
無口な私に車をたくみに操りながら、大和さんが尋ねる。
「……西島部長に何か期待させてしまう態度を取っていたのか考えていたんです」
「紬希が? 以前の件があるから気をつけていたはずだろう? もう考えない方が良い」
「髪形を変えて黒縁眼鏡をかけなくなったとしても、愛華さんみたいに可愛い女性がいてもセクハラをされませんし、以前のままの姿をしているのがバカらしくなったんです」
「愛華さん?」
彼の形の良い唇を見てしまい、キスされたのを思い出した。
「ああ。ホテルのフレンチを予約してくれたんだ。今日の予定はなかった?」
大和さんは腕を少し上げて、スーツの袖を少し上げて時計を確認する。
「紬希? どうした?」
ハッと我に返り、あのときのキスを頭の隅に追いやる。
「え? な、ないです。帰国して早々なのに大変ですね」
「疲れてないし。じゃあ、行こうか」
「あ、これもらって行っていいですか?」
炭酸水のペットボトルを指で示す。このままここに置いて行けば、捨てられるだろう。
「もちろん」
「ありがとうございます」
ペットボトルをバッグの中にしまい、ソファから立ち上がった。
社屋の地下駐車場に止められていた大和さんの艶やかなダークグリーンの高級外車に乗り、車は走り出す。
「どうした? 落ち込んでいる?」
無口な私に車をたくみに操りながら、大和さんが尋ねる。
「……西島部長に何か期待させてしまう態度を取っていたのか考えていたんです」
「紬希が? 以前の件があるから気をつけていたはずだろう? もう考えない方が良い」
「髪形を変えて黒縁眼鏡をかけなくなったとしても、愛華さんみたいに可愛い女性がいてもセクハラをされませんし、以前のままの姿をしているのがバカらしくなったんです」
「愛華さん?」