14年分の想いで、極上一途な御曹司は私を囲い愛でる
 気づけばソファに押し倒されていた。

 顔の横に手が付けられて、欲情を孕んだ瞳で熱く見つめられる。

「このまま続けたら紬希を襲ってしまいそうだ」

 彼は性的トラウマがあるのだと考えているのだろう。

「セクハラされたからって男性恐怖症なわけじゃないわ。大和さんに愛されたい……」

「いいのか?」

 切れ長の目が大きくなる。

「うん……経験はないけれど、大和さんにもっと……もっと、触れられたい」

 軽く唇を食まれたあと、私を組み敷いていた大和さんが離れる。

「え? きゃっ」

 普通体型の私を軽々と抱き上げ、リビングルームを離れて、テレビ横のドアへ向かった。
 そこは私の部屋が三つ入りそうなほど広く、キングサイズのベッドが部屋の中央に鎮座していた。
白とブルーのリネンのベッドの上にそっと寝かされる。

 まだお昼前で、ブラインドが前回の部屋の中が明るくて戸惑う。

「や、やっぱり、今は……。明るすぎて……」

「たしかに。そのうち慣れるだろうけどな。でも今さらやめられない」

 そう言ってから、大和さんはベッドサイドに置かれたタブレットを操作する。すると、ブラインドが自動で降りてきて部屋の中が薄暗くなり、間接照明が淡いオレンジ色の明かりになった。

 シャツを脱いで上半身裸になった彼に再び組み敷かれる。

 初めて見る大人の男性の上半身裸に羞恥心を覚えて、顔を逸らす。

「紬希、俺を見て」
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