14年分の想いで、極上一途な御曹司は私を囲い愛でる
重役階へ向かうエレベーターには自分ひとりだったので、安堵しつつ、けれど専務室に向かう緊張感に襲われながら二十五階で下りた。
目の前のカウンターに綺麗な三十代くらいの女性がいた。
ほっそりした女性はクリーム色のツーピースを着ている。重役階で仕事をする女性は身なりにもかなり気をつけなければならないのだろう。
今日はグレーのスーツを着ていて良かった。
名乗る前に、彼女は私の首からぶら下げたIDカードの名前を確認し、にっこり笑みを浮かべる。
「秋葉さんですね。専務室へどうぞ。右手の三番目のドアになります」
「ありがとうございます」
会釈をして専務室へ歩を進めた。
ノックをしてすぐ中から男性が姿を見せた。以前ロビーで大和さんと一緒にいた男性だ。
秘書は男性と聞いていたので彼なのだろう。
「秋葉です」
「どうぞお入りください」
男性秘書が脇に退いて中へ進む。
私たちの関係がどこまで男性秘書に知られているかわからなかったので、執務デスクから立ち上がった大和さんに深くお辞儀をした。
「おつかれ。カップの前に座って」
中央にある白いレザーのソファセットの三人掛けの方を示される。センターテーブルの上には有名コーヒーショップの蓋つきのカップが置かれている。
私が座ると、彼も同じカップを手に斜め横のひとり掛けのソファに腰を下ろした。
「紬希の好きなカフェラテだ。飲んで」
目の前のカウンターに綺麗な三十代くらいの女性がいた。
ほっそりした女性はクリーム色のツーピースを着ている。重役階で仕事をする女性は身なりにもかなり気をつけなければならないのだろう。
今日はグレーのスーツを着ていて良かった。
名乗る前に、彼女は私の首からぶら下げたIDカードの名前を確認し、にっこり笑みを浮かべる。
「秋葉さんですね。専務室へどうぞ。右手の三番目のドアになります」
「ありがとうございます」
会釈をして専務室へ歩を進めた。
ノックをしてすぐ中から男性が姿を見せた。以前ロビーで大和さんと一緒にいた男性だ。
秘書は男性と聞いていたので彼なのだろう。
「秋葉です」
「どうぞお入りください」
男性秘書が脇に退いて中へ進む。
私たちの関係がどこまで男性秘書に知られているかわからなかったので、執務デスクから立ち上がった大和さんに深くお辞儀をした。
「おつかれ。カップの前に座って」
中央にある白いレザーのソファセットの三人掛けの方を示される。センターテーブルの上には有名コーヒーショップの蓋つきのカップが置かれている。
私が座ると、彼も同じカップを手に斜め横のひとり掛けのソファに腰を下ろした。
「紬希の好きなカフェラテだ。飲んで」