14年分の想いで、極上一途な御曹司は私を囲い愛でる
「紬希のためならもちろん。さてと、食洗器に入れたら風呂に入ろう」

「私が片づけるから、大和さんは先に入ってください」

「は? 明日から一緒に入れなくなるんだから、それは却下。ふたりで片付ければ早く終わる」

 そう言った彼は、ダイニングテーブルの中央にある鍋を持ってキッチンへ運んだ。


 バスタブの中で大和さんはうしろから私を抱きしめている。

「ん……あ、だ、だめっ」

 彼の愛撫する手から逃れようと身を動かすと、ちゃぷんと湯が跳ねる。

「逃げるな」

 うなじに大和さんの唇と舌を感じ、おなかがズクンと痺れてくる。
 耳朶にも熱い息がかかり、甘い声が漏れるのを抑えられない。

「のぼせたか? 顔が赤い」

「ううん。大丈夫よ」

「出よう。早く紬希の中に入りたい」

 バスタブから出て私の体をタオルで巻くと、抱き上げてベッドに運んだ。
 ベッドに降ろしすぐさま組み敷いた大和さんは、濃厚なキスで私を翻弄する。
 私は彼のサラサラの髪に手を差し入れて、もっとというように唇を押しあてた。

「今日は積極的だな」

「だって、一週間離れるのよ? 夜はベッドが広く感じてさびしいわ」

「俺もだ」

 男の色気を感じさせる妖艶な笑みを浮かべた大和さんにドキッと心臓が跳ねる。彼は私の脚を立てて、濃厚なキスからちゅっと食むように唇を重ねてから、顔を徐々に下へと移動させていった。
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