14年分の想いで、極上一途な御曹司は私を囲い愛でる
 優里亜さんからメッセージが入っていた。

 まさか……。

 不安に駆られ、心臓がドキドキ暴れ始める。

 上体を起こして深呼吸して、彼女のメッセージをタップした。
 目に飛び込んできたのはふたりで並んで笑みを浮かべて撮った写真だ。場所はレストランのよう。
 優里亜さんは大和さんの肩に手を置いている。

 これだけならふたりの仲を疑うものではないと、必死に自分に言い聞かせる。

 そこへ再び一枚の写真が届く。

 次の瞬間、言葉を失い呼吸を忘れた。

 その写真はベッドの上でスーツを着たままの大和さんが仰向けで目を閉じ、優里亜さんも隣に横になって自撮りしたものだった。

 手がブルブル震えてきて、スマホが掛け布団の上に落ちる。

 大和さんのホテルの部屋のベッドでふたり……彼は眠っているのかもしれないけれど、部屋に優里亜さんを入れているのだ。

 彼女とは何でもないのだと思っていたが、やはりふたりの仲は……。
 大和さんは気を許した人じゃなければ、うかつに眠る人じゃないと思う。

 彼女の言ったことは本当だったの? だからなかなか帰国しないの?

 色々な思いがどす黒く渦を巻いている。

 毎日入っている彼からのメッセージはなかった。

 嗚咽がこみ上げてきて胸をギュッと部屋着の上から掴む。そうしないとこのままベッドに転がって起き上がれなくなりそうだった。
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