14年分の想いで、極上一途な御曹司は私を囲い愛でる
「遊園地、おもしろいですね。忽那さん、次はどれに乗りますか?」
「忽那さんはやめて。恋人に見えないし、聞かれたら疑われる」
「あ……。で、でも、本当にご両親はこんなところに人をやって確認させるんですか?」
人々で賑わっている辺りへ視線を動かす。
「おそらく義父の秘書がどこかで見ている。俺のことは大和と呼んで」
大和……そうだ。彼の名前は〝大和〟。
懐かしい、淡い恋心を抱いた人の名前だ。
忽那さんは彼じゃない。大和なんて名前はあの頃、子供につける人気の名前でクラスメイトにも数人いたし。
「専務取締役のことを呼び捨てに出来ません」
「会社なんてほとんど関りがないのに? それよりも俺たちは恋人契約をしているんだから、本物らしく見せないとな」
「こ、恋人契約? 恋人のフリです」
恋人のフリから恋人契約に変わっていて、目を丸くさせる。
「恋人契約も恋人のフリも似たようなもんだろう? 俺のことは大和だからな」
屈託ない笑顔を向けられて、心臓がドクッと跳ねる。
「で、では……大和さんで」
「〝さん〟付けか。まあいいか。じゃあ次行こう。ひとつ乗ったらアイスやってやるよ」
手を握られ、次のアトラクションへ向かう。
彼は遊園地を楽しむ子供みたい。
忽那さん……大和のペースにどんどん巻き込まれていく。
「忽那さんはやめて。恋人に見えないし、聞かれたら疑われる」
「あ……。で、でも、本当にご両親はこんなところに人をやって確認させるんですか?」
人々で賑わっている辺りへ視線を動かす。
「おそらく義父の秘書がどこかで見ている。俺のことは大和と呼んで」
大和……そうだ。彼の名前は〝大和〟。
懐かしい、淡い恋心を抱いた人の名前だ。
忽那さんは彼じゃない。大和なんて名前はあの頃、子供につける人気の名前でクラスメイトにも数人いたし。
「専務取締役のことを呼び捨てに出来ません」
「会社なんてほとんど関りがないのに? それよりも俺たちは恋人契約をしているんだから、本物らしく見せないとな」
「こ、恋人契約? 恋人のフリです」
恋人のフリから恋人契約に変わっていて、目を丸くさせる。
「恋人契約も恋人のフリも似たようなもんだろう? 俺のことは大和だからな」
屈託ない笑顔を向けられて、心臓がドクッと跳ねる。
「で、では……大和さんで」
「〝さん〟付けか。まあいいか。じゃあ次行こう。ひとつ乗ったらアイスやってやるよ」
手を握られ、次のアトラクションへ向かう。
彼は遊園地を楽しむ子供みたい。
忽那さん……大和のペースにどんどん巻き込まれていく。