14年分の想いで、極上一途な御曹司は私を囲い愛でる

 食事後、音楽の美術館を見学してからサンキャッチャーをふたりでそれぞれ作った。出来上がったものに満足する。

 サンキャッチャーを頭より上に持ち上げてみると太陽の光があたって、床がキラキラと彩色が広がる。

 窓辺に飾れば部屋に光が入り、前向きな気持ちになれそう。

「綺麗ですね」

「ああ。いいものが出来たな」

 使った石は違うが、石の個数は同じなのでお揃いに見える。

 作ったものをスタッフが包んでくれて、大事にバッグの中にしまった。大和さんはポケットにしまい、車に戻ってからダッシュボードに入れていた。

 その後、土産物や新鮮な野菜などが売っている道の駅へ行き、水出しコーヒーを出しているキッチンカーで飲み物を購入して、近くのベンチに座ってひと休みをする。

「深みがあっておいしいコーヒーだ。やはり水が良いからだろうな」

「ですね。カフェラテもとてもおいしいです」

 もうひと口飲んで、笑みを浮かべる。

「朝どり野菜買わなくていいのか?」

「はい。手の込んだ料理を作れるほどキッチンが広くないんです」

「夢中で見ていたから欲しいのかと思っていたよ」

「新鮮な野菜がたくさん入っていて安かったので、興味深かったけれど、いざ作るとなったらレパートリーが少なすぎて食材の無駄になってしまいそう」

 大和さんといると、素の自分を出せる。

 サンキャッチャーを見たときに思ったが、自信がある彼はサンキャッチャーみたいに私を明るくさせてくれるようだと。
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