14年分の想いで、極上一途な御曹司は私を囲い愛でる
「今日はとても楽しかったです。ありがとうございました」
「もう終わりの言葉? まだやることは残ってるんだけど?」
「まだ……?」
スマホを出して時刻を見てみると、十六時を過ぎている。
「そう。夕食も食べるし。そうだな……今日中には送り届けられると思う。明日の予定は?」
「何もありませんから大丈夫ですが、大和さんは運転で疲れてしまうのでは?」
「運転は好きだから問題ないよ。そろそろ行こうか」
ベンチから立って飲み終わったカップを私のも受け取り、近くのゴミ箱に捨ててから車に乗り込んだ。
しばらく走ったのち、豪奢な建物のエントランスで車が止まった。
「え……? ここはホテルじゃ……」
一面のガラス張りの横の壁に、会員制ホテルの名前の入った看板が目に入る。
運転席の大和さんへ顰めた顔で振り返る。
「待て待て。早とちりはやめてくれ。襲うためにホテルに連れてきたんじゃないから。ここの風呂が良いらしい。もちろん別々に入る。そのあと、ここで夕食を食べようと」
「あ……ごめんなさい」
「もう終わりの言葉? まだやることは残ってるんだけど?」
「まだ……?」
スマホを出して時刻を見てみると、十六時を過ぎている。
「そう。夕食も食べるし。そうだな……今日中には送り届けられると思う。明日の予定は?」
「何もありませんから大丈夫ですが、大和さんは運転で疲れてしまうのでは?」
「運転は好きだから問題ないよ。そろそろ行こうか」
ベンチから立って飲み終わったカップを私のも受け取り、近くのゴミ箱に捨ててから車に乗り込んだ。
しばらく走ったのち、豪奢な建物のエントランスで車が止まった。
「え……? ここはホテルじゃ……」
一面のガラス張りの横の壁に、会員制ホテルの名前の入った看板が目に入る。
運転席の大和さんへ顰めた顔で振り返る。
「待て待て。早とちりはやめてくれ。襲うためにホテルに連れてきたんじゃないから。ここの風呂が良いらしい。もちろん別々に入る。そのあと、ここで夕食を食べようと」
「あ……ごめんなさい」