王家の影はポンコツ令嬢!はじめての任務で×××
2.出てきたソレはなんなのですか
安堵した私が次に確認したのはベッドの横にある小さな引き出し。
もし彼が遊び人であったり、沢山の女性を連れ込んでいるようならばどこかに女性の痕跡が残っているはず。
“アクセサリー等が出てきたら黒、ですわよ!”
ドキドキしながらそっと引き出しを開けたそこには、見たことのない魔道具が何個も入っていた。
「⋯なんですの?これは」
小さな小瓶のようなものが2つ付いたものや、紐の先に楕円の何かがついたもの。
それに細長い瓜のような形をした棒。
女性の痕跡を探していたのに、全くよくわからないものがいくつも出てきて私は困惑した。
“⋯困りましたわね、用途がわかりませんわ”
「用途がわからないと、これが他の女性の痕跡なのかもわかりませんわね⋯」
しかし見つけた手がかりはこれのみ。
仕方なく私はそれらの魔道具をポイポイとベッドに出し⋯
「⋯あの、起きてくださいません?私貴方様の素行を確認したいのです」
「ぶふっ!」
彼を起こす事にした。
“わからないなら聞くしかありませんものね!”
何度かゆさゆさと彼を揺すると、小刻みに震えていた彼はクスクスと笑いながら起きてくれて。
もし彼が遊び人であったり、沢山の女性を連れ込んでいるようならばどこかに女性の痕跡が残っているはず。
“アクセサリー等が出てきたら黒、ですわよ!”
ドキドキしながらそっと引き出しを開けたそこには、見たことのない魔道具が何個も入っていた。
「⋯なんですの?これは」
小さな小瓶のようなものが2つ付いたものや、紐の先に楕円の何かがついたもの。
それに細長い瓜のような形をした棒。
女性の痕跡を探していたのに、全くよくわからないものがいくつも出てきて私は困惑した。
“⋯困りましたわね、用途がわかりませんわ”
「用途がわからないと、これが他の女性の痕跡なのかもわかりませんわね⋯」
しかし見つけた手がかりはこれのみ。
仕方なく私はそれらの魔道具をポイポイとベッドに出し⋯
「⋯あの、起きてくださいません?私貴方様の素行を確認したいのです」
「ぶふっ!」
彼を起こす事にした。
“わからないなら聞くしかありませんものね!”
何度かゆさゆさと彼を揺すると、小刻みに震えていた彼はクスクスと笑いながら起きてくれて。