先生の隣、ずっといたくて。

要治療あるのみ。

「だから、、、どうしようって思っていてさ。」

「それ、、、本人に伝えた？」

「いや、まだ心臓弁膜症のことだけだけど、、、。きっと白血病の話するとほら、、、パニックになっちゃうかもしれないし。、、、抗がん剤とか無菌室とか、、、恐ろしいことだからさ」

「あぁ、、、確かにあれは俺もつらいわ、、、」

分かっている。

これらの疾患の辛さは。

医者として、何度も見てきて。

何度も苦しんだ。

だから。

、、、、伝えられなかった。

「、、、とりあいず、、、また定期的にカウンセリングもしたいから、、、明日の朝一で行くわ」

「ありがと」

陽向とそう約束して、俺は内科に戻った。