愛を私にください 〜愛されたい姫〜

ホントの友達って

―次の日、学校の教室にて―
放課後みんなで遊んだ次の日、教室に行くと昨日の女子3人が寄ってきた。
女1「昨日はあんな無理言ってごめんね!」
女3「取り乱しちゃってごめんね」
女2「また音夢君たちも入れて遊びたいなって!」
…。学習しない奴らね。
「ううん。私も悪かったよ。あんなに怒っちゃってごめんね?」
私がそう言うと女子達は安心したような顔をしていた。
私がこのまま終わらせると思った?
「…って言わせたいのバレバレだから。」
女たち「「「え…?」」」
コイツラが謝ってきたのは私を通してじゃないと音夢たちと遊べないから。
つまり私のご機嫌を取ろうってわけね。
腹立たしい…。
「てか、音夢たち紹介しろって自分たちだけじゃ音夢たちに振り向いてもらえないって自覚してるからだよねえ?。
 ふふっ、哀れなねずみさんたちね。」
スッキリ…。
「ふふっ、」
誰かが笑った。
それはドブネズミ三人組
…ではなく日本人形のように麗しいあの神坂さんだった。
「あははっ、あんた面白いね!」
あの落ち着いた雰囲気はどこへいったのやら、元気な子だった。
「私、正直な子は大好き!」
神坂さんがニッコニコの笑顔で私に言ってきた。
「…わいい」
私は思わず言葉を漏らしてしまった。
「え?」
神坂さんが聞き返してきた。
「かわいい‼美しい!ぜひお友達に‼」
私は食い気味に神坂産の方に詰め寄った。
気づいたときにはもう遅くて、引かれる
…と思ったけど彼女は、
「あははっ!かわいいって茜さんのほうが可愛いからー!友達!ほんとにいいの⁉わたしともだちいたこと無いから茜さんが友達一号!」
おおう!よく喋る子だ!かわいい‼
「友達1号…。」
そ、それはつまり!つまり私が初めての友達!ということですか!
嬉しい…。
私、神「「よろしくっ!」」
この人なら…。
なんて思っちゃだめなのに。
心がこの人たちを求めいる
…きがする
< 19 / 29 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop