すばらしき男たち(1話完結)
悠真は会社の商品開発部で、家電製品のデザインを行っている。
デザインは女性が主流の世界だ。小ぶりで可愛らしいデザインが多い。
悠真は、なんとかデザインの仕事で認めてもらって正社員になるのが夢だ。
直線的でシャープなデザインが得意だった。
でも商品企画会議の上長はほとんどが女性で、
「武骨すぎる」
「繊細さが足りない」
「美しくない」
「共感できない」
と言われて採用されないことが多かった。
いつも女性の感性で判断されてしまうのだ。
今更ながら女性優位の社会を思い知らされるのだった。
悠真と蒼太は、どちらからともなく、また居酒屋で落ち合った。
悠真が言う。
「なあ、俺、派遣会社やめようかと思って」
「え、もったいない。やっと今の仕事にも慣れてきたんだろう?」
「でも今の会社じゃ女性ばかり重宝されて、俺とかはあまり重視されていない気がして……知り合いの会社で男性が多くて、男性にも責任ある仕事を任せてもらえそうな会社があるんだよ」
「そうか……」
蒼太がポツリと言った。
「お前、結婚はしないのか?」
「そうだなあ……結婚して子供がいたら生活にも張り合いが出るんだろうけどなあ。俺の給料だけじゃ食べていけないから、ある程度、収入がある女性と一緒にならないとなあ」
「でも男を可愛がってくれる女性は、だいたい男を囲っているからなあ」
「俺たちみたいに、女性受けしない男はどうしたらいいんだろう」
「本当は女性にヨシヨシされたいんだろう? もっとうまくやれよ」
「でも、なんだか女性に媚びを売るみたいで……苦手なんだよ」
「確かに……俺もそういう男みると、なんだこいつって思ってしまうよなあ」
「俺、料理とかも得意じゃないし。ちゃんと料理教室通おうかなあ」
「そうだよな、家事とか育児は、やっぱり男がちゃんとやらないとな。主夫がちゃんとしないと、おかみも大変だしなあ」
デザインは女性が主流の世界だ。小ぶりで可愛らしいデザインが多い。
悠真は、なんとかデザインの仕事で認めてもらって正社員になるのが夢だ。
直線的でシャープなデザインが得意だった。
でも商品企画会議の上長はほとんどが女性で、
「武骨すぎる」
「繊細さが足りない」
「美しくない」
「共感できない」
と言われて採用されないことが多かった。
いつも女性の感性で判断されてしまうのだ。
今更ながら女性優位の社会を思い知らされるのだった。
悠真と蒼太は、どちらからともなく、また居酒屋で落ち合った。
悠真が言う。
「なあ、俺、派遣会社やめようかと思って」
「え、もったいない。やっと今の仕事にも慣れてきたんだろう?」
「でも今の会社じゃ女性ばかり重宝されて、俺とかはあまり重視されていない気がして……知り合いの会社で男性が多くて、男性にも責任ある仕事を任せてもらえそうな会社があるんだよ」
「そうか……」
蒼太がポツリと言った。
「お前、結婚はしないのか?」
「そうだなあ……結婚して子供がいたら生活にも張り合いが出るんだろうけどなあ。俺の給料だけじゃ食べていけないから、ある程度、収入がある女性と一緒にならないとなあ」
「でも男を可愛がってくれる女性は、だいたい男を囲っているからなあ」
「俺たちみたいに、女性受けしない男はどうしたらいいんだろう」
「本当は女性にヨシヨシされたいんだろう? もっとうまくやれよ」
「でも、なんだか女性に媚びを売るみたいで……苦手なんだよ」
「確かに……俺もそういう男みると、なんだこいつって思ってしまうよなあ」
「俺、料理とかも得意じゃないし。ちゃんと料理教室通おうかなあ」
「そうだよな、家事とか育児は、やっぱり男がちゃんとやらないとな。主夫がちゃんとしないと、おかみも大変だしなあ」