クールな君の甘さを知れば【※表紙絵変更しました】
…えーっと、あれ?
「は、長谷川くん…?えっと…大丈夫?」
「……大丈夫そうに見えるかよ」
「う…ご、ごめん」
目だけをちらりとこちらに向けてそう言う長谷川くんに謝る。
だって…わからないんだもん。
なぜそこまで恥じらい、顔をうずめているのかがわからず、心配することしかできない。
『まぁ…そりゃな。見てるし』
長谷川くんがこぼしたあの言葉は、きっとホンモノ。
そっくりそのまま受け取ったら、私のことを見てくれてる…って。
だから、私が好きそうなアクセサリーも見つけられたんだろうな…って。
そう思うのが自然というか。
でも、なんだかそれは自意識過剰なんじゃないかという思いがあった。
だから、長谷川くんの本意をたしかめようと…した結果、私が思っていた以上に長谷川くんを困らせる形になってしまったみたい。
「…古賀」
「は、はい」
まだしゃがみ込んだままの長谷川くん呼ばれ、つい敬語になってしまう。
「さっきの…聞かなかったことにしといて」
「…わかった、けど」
「…“けど”、なんだよ」
不服そうだね、長谷川くん。
…でもね、それは私も同じなんだよ。
私も腰を下ろして、長谷川くんの隣にサッと寄る。