クールな君の甘さを知れば【※表紙絵変更しました】
あまりにも私のこと、そして私の家族のことまでを理解してくれていて嬉しくなる。
そして、その上で私と一緒に選ぼうとしてくれたこと。
きっと私の優柔不断なところを見越して気にしてくれてたんだろうなと思ったら、なんだか凄くなるちゃんに抱きつきたくなった。
「ちょっともう、なんだよ?」
そんな私の思いも露知らず、怪訝な顔をするなるちゃん。
本当は今すぐにでもぎゅってしたいけど、我慢。
ここはまだお店だし…っていうのは、半分建前。
実は、なるちゃんのこと意識しだしてからはあんまりボディタッチ?みたいなのができてない。
…だって、うかつに触れたら、勝手にドキドキしちゃうから。
それに…私がなるちゃんへの気持ちをハッキリさせないと、ダメな気がして。
「…ううん、なんでもないっ。ありがと、なるちゃん。一緒に見てくれる?」
そうとだけ言うと、なるちゃんは「ふっ」と柔らかく微笑んだ。
「言われなくとも。選ぼっつったじゃん」
「っ…うん」
最近、なるちゃんの笑顔を見ると胸がきゅってなる。
でも、苦しいのに、温かい。
なるちゃんにはずっと笑顔でいて欲しいと思うし、私が笑顔にしてあげたい…だなんて思う。
今の今まで気づかなかったけど、それは日に日に増していってるような気がするの。