クールな君の甘さを知れば【※表紙絵変更しました】
「な…なにその理由…。私っぽいって、そんなことわかるの?」
「わかるわ。…あのな、どんだけ海琴のこと考えてると思ってんの?」
「っ…!!」
なるちゃんの言葉に毎度の如く貫かれる。
痛いくらいに胸がぎゅってなるのに、心地いい。
「…だから、わかるよ。海琴が今、なに考えてんのかとか…わかる」
「っえ…?」
ドクンッと脈が大きく跳ねた。
それは…えっと、どういう意味…?
私がなるちゃんを好きだって、バレてるってこと…?
暗くてなるちゃんの顔がよく見えない。
今、どんな顔してる?どんな顔で…何を思ってるの?
「それって、どういう───」
───♪♪♪
突然聞こえた聞き馴染みのあるメロディが流れて、言葉を飲み込む。
これはね……うん、間違いない。
なるちゃんの着メロです。
何回も聞いてるから、さすがの私でも覚えてる。
だから一旦黙っとこう…って気を利かしたのに、なるちゃんは一向に出る気配がなく、ムスッとしてるだけ。
「…えっと、切れちゃったよ?出なくていいの?」
「いい。それより俺は…」
───♪♪♪
…と思ったら、またもや鳴り出すメロディになるちゃんの顔はどんどん険しくなっていくばかり。