クールな君の甘さを知れば【※表紙絵変更しました】

「とりあえず入んない?荷物持ったまんまだし、女子組はキツイだろ」



やっぱりここでも、なるちゃんがリーダーシップを発揮。



道中でもみんなをまとめてたし、ちゃんとセンパイしてる。



2個しか変わらないのにね?なんか不思議な気分。



「…海琴、なんか失礼なこと考えてただろ」



「えっ、思ってないよ。センパイっぽなるちゃんが変だなんて…」



「古賀古賀、出てるから」



あれ、口にでてた?



うん、ごめんね、なるちゃん。



ジト目向けられると申し訳なさが今更出てくるよ。



「鍵もらってきたよー。浴衣選んで行ってくださいって言われた」



なんやかんやありながらも、穂乃果ちゃんがチェックインを済まし、いざお部屋へ…行く前に浴衣選び。



いろいろサイズがあるから、ロビーに置いておいて、それぞれ持っていくスタイルなんだとか。



画期的だね。



「…丈足りっかな」



隣からボソッと聞こえてきたのはなるちゃんの声。



浴衣をまじまじ見つめ、うーんと唸る。



「何に悩んでるの?」



「あー…いや、サイズはこれだけど丈が足りねぇかもっていう…ま、とりあえずこれ持ってくか」



なにその悩み、羨ましい。
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