クールな君の甘さを知れば【※表紙絵変更しました】
「…それ、嫌味っすか」
そこに鋭く突っ込む長谷川くん。
長谷川くんもモデルさんみたいだけど、たしかになるちゃんの方が身長も高いし足も長いのかも?
私からしたら、2人とも身長高くてスタイル抜群で羨ましい限りなんだけどな。
「は…?なにが」
「いや、なんでも…」
「まじかこの人」と言わんばかりの顔だね、長谷川くん。
私も同意見だよ。
「長谷川くん、なるちゃんはサラッと天然かますから。気にしない方がいーよ」
なるちゃんに聞こえないように、長谷川くんの耳元で囁く。
ビクッと震える長谷川くんの肩が震えたと思ったら、腕を引っ張られた。
「誰が天然だ誰が」
げっ、聞こえてた?
しかめっ面のなるちゃんが私を見下ろし、目をそらす。
「で、出た地獄耳…」
「だから、海琴限定だっつーの。ってか、目逸らすな」
至近距離で見つめ合うと、それはまたなんというか…恥ずかしいわけで。
その上なるちゃんの体温とか匂いとか、肌越しに感じてしまうわけで。
「っや、やだ…なるちゃんと目合わせると、変になるんだもん」
こんな言い方しかできないのが、非常にもどかしい。