クールな君の甘さを知れば【※表紙絵変更しました】

そう。



なんと言っても、ここからはお楽しみの温泉街観光なのです。



「うわ〜さっきより賑わってる!どこから回りましょうか?」



「まずは…無難に温泉まんじゅうとかか?あ、そういやさっき日下部さん食べてたっけ…」



「いえ、白あんの方も食べたかったので大丈夫です!海琴ちゃんと長谷川くんも食べるよね?」



キラッキラな目をした穂乃果ちゃんに、思わず目をぱちぱち。



そんなに甘いもの好きだったんだね、穂乃果ちゃん。



私も好きだけど、もしかしたら私以上かも?



「う、うん。食べたい」



「…ってことで、行きますか」



…ということになった。



事前に調べておいた有名な老舗店の温泉まんじゅうは、安いのにあんがたっぷりな上にくどくなくて絶品なんだとか。



穂乃果ちゃんもさっきこっそり(してなかったけど)食べたのがよほど美味しかったらしく、これは期待大だなぁなんて思っていたところで。



「あらあらまぁ、また来てくれたのね」



可愛らしいおばあさんが、にこにこ笑っておまんじゅうを売っていた。



さっき来た穂乃果ちゃんを覚えているらしく、なんだか嬉しそう。
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