クールな君の甘さを知れば【※表紙絵変更しました】



えーと…うん、なるほど。



なんかなるちゃん早口だし、ちょっとごちゃごちゃしててわかりにくいけど、なんとかわかった。



「まぁ…俺は別に、いいですけど…」



長谷川くんは賛成してるけど…なんとなーく、腑に落ちでなさそうに見えるのは気のせい?



でも、私との半分ずっこがなるちゃんとすることになっただけだし、問題ない…はず。



「海琴は?」



「うん、いーよ。なるちゃんに賛成」



ってことで、無事に温泉まんじゅうをお買い上げ。



お店の外のベンチに座って、仲良く交換会。



私は白あんの方が甘いと推理して、先にこしあんを食べるべきだと判断。



「なるちゃん、1口くれるんでしょ?ちょーだい」



「はいはい」



何故かなるちゃんは嬉しそうに笑って、おまんじゅうを差し出した。



そこにパクっとかじりつくと、上品な甘さのあんこと優しい味わいの黒糖が口いっぱいに広がった。



「ん〜!おいひい…っ」



甘いのにしつこくなくて、これは確かにいくらでも食べられそう。



「ふはっ、そんなに美味い?」



「なるちゃんも早く食べてみて」



……って、あれ?



自分で言ってみて気づいた、けど…。



「…ん、うま。白あんもたまにはいいな」



か、間接キス…だよね?!
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