逆境に咲いた花は、可憐に匂いたつ
ヴェンは岩場によじ登った。
バッハス軍が手に取るように見える。
地を埋め尽くす大軍がうごめいていた。
前方を見ていたとき、近くの視野で何かを感じた。
眼下でチラチラ動く影がある。
草むらから兵が見え隠れしている。
バッハス隊がここの中腹を目指していた。
王宮に伝書鳩の文がもたらされた。
【山崩れのためバッハスの小隊が進路変更。洞窟への道を前進中】
アーロンの顔色が変わった。
ヴェンは洞窟に飛び込むと、
「大変だ、一部の隊が近づいているぞ」
「えっ、この中腹には来ないんじゃなかったの」
「わからない、だが敵が迫っているんだ」
* * *
バッハス軍が手に取るように見える。
地を埋め尽くす大軍がうごめいていた。
前方を見ていたとき、近くの視野で何かを感じた。
眼下でチラチラ動く影がある。
草むらから兵が見え隠れしている。
バッハス隊がここの中腹を目指していた。
王宮に伝書鳩の文がもたらされた。
【山崩れのためバッハスの小隊が進路変更。洞窟への道を前進中】
アーロンの顔色が変わった。
ヴェンは洞窟に飛び込むと、
「大変だ、一部の隊が近づいているぞ」
「えっ、この中腹には来ないんじゃなかったの」
「わからない、だが敵が迫っているんだ」
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