逆境に咲いた花は、可憐に匂いたつ
 ア―ロンは大会議場へ向かっていた。
 階段に足をかけたときだった。

 遠くから走って来る者がいた、オルグだった。
 ア―ロンの側に来て何かを告げた。
 彼は背後の庭を指さした。そこには護衛に連れられたあのベスがいた。

 仔細を聞いて、ア―ロンが瞠目した。


          * * *
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