『愛が揺れるお嬢さん妻』 かわいいひと
佳乃は元々膝の痛みで接骨院の門を叩き治療を受けたはずなのに、
ずさんな治療(首から下にかけて背骨、脚と引っ張る)のせいで、
這う這うの体《ほうほうのてい》で帰宅、その後身体中にきしみを感じるほどの痛みが襲い、
数日間まともに眠ることもできない状態になってしまい、
馴染みのかかりつけ医に痛み止めを出してもらい、その日その日を何とかしのいでいたが、
10日を過ぎても良くなる兆しは見えず大腿骨の痛みは増幅するばかりになっていった。
おそらく接骨院で背骨等を牽引する際の機器の数値の間違いが
原因ではなかったかと思われる。
痛み止めをいくら飲んでも痛みはなくならず、ご近所周り、
友人知人に大腿骨の手術をするにあたり良い病院はないかと尋ねまわり
その後ようやく、よさげな医師に巡り合い、両足の大腿骨の手術を受けたのだった。
術後はすっかり脚の痛みも取れ、元気にしていた佳乃だったが
ちょうど一か月程前に軽い脳梗塞の症状が現れた為、
直近まで入院していたのだ。
そして退院することにはなったものの、予後のことが懸念される為
『しあわせの村』にあるリハビリ施設でリハビリを終え、
その後自宅へ戻れるというメニューが入院先の先生より指示されていたのだった。
そのような苺佳の実家の細々としたできごとを英介は苺佳から何一つ知らされることはなく、
古家家の人間だというのに、信頼するに値しない英介は蚊帳の外だった。
ずさんな治療(首から下にかけて背骨、脚と引っ張る)のせいで、
這う這うの体《ほうほうのてい》で帰宅、その後身体中にきしみを感じるほどの痛みが襲い、
数日間まともに眠ることもできない状態になってしまい、
馴染みのかかりつけ医に痛み止めを出してもらい、その日その日を何とかしのいでいたが、
10日を過ぎても良くなる兆しは見えず大腿骨の痛みは増幅するばかりになっていった。
おそらく接骨院で背骨等を牽引する際の機器の数値の間違いが
原因ではなかったかと思われる。
痛み止めをいくら飲んでも痛みはなくならず、ご近所周り、
友人知人に大腿骨の手術をするにあたり良い病院はないかと尋ねまわり
その後ようやく、よさげな医師に巡り合い、両足の大腿骨の手術を受けたのだった。
術後はすっかり脚の痛みも取れ、元気にしていた佳乃だったが
ちょうど一か月程前に軽い脳梗塞の症状が現れた為、
直近まで入院していたのだ。
そして退院することにはなったものの、予後のことが懸念される為
『しあわせの村』にあるリハビリ施設でリハビリを終え、
その後自宅へ戻れるというメニューが入院先の先生より指示されていたのだった。
そのような苺佳の実家の細々としたできごとを英介は苺佳から何一つ知らされることはなく、
古家家の人間だというのに、信頼するに値しない英介は蚊帳の外だった。