『愛が揺れるお嬢さん妻』 かわいいひと
それで、『苺佳が知人としあわせの村に今いるから』と興信所から連絡が入ってきても、
散歩がてら食事を楽しむ為にそこにいるのだろう、くらいの認識しか持てなかったのである。
果たして・・・妻は興信所から入ってきた地点から少し移動はしていたものの、
うまい具合に広い敷地の中を散策しているところだった。
久しぶりに見る目の前の妻は、背の高いイケメンと一緒にいた。
彼と楽し気に何か一生懸命にしやべりながら歩いていた。
会話を遮るのは悪いかなと思ったが折角ここまで会いに来たのだからと、
気持ちを振り絞って声を掛けた。
「苺佳ぁ~!」
俺の方に振り向いた苺佳は驚く風でもなく・・そして嫌そうな素振りをするでなく・・
話をしていたイケメンに断りを入れて俺のところまでやってきた。
「久しぶりだね、元気そうだ・・」
「どうしたの? 私があなたと会わずに家を出た理由は知ってるはずなのに」
「うん、俺なんかと会いたくないっていうのは分かってるけど、
最後に一度会って言っておきたいことがあったんだ。
好きでもないのに会社を継ぐという目的だけの為に苺佳と結婚したわけじゃあ
ないからね。可愛くていじらしい苺佳のことを好きだから結婚した。
俺と結婚してくれてありがとう。娘を産んでくれてありがとう。
裏切ったことは申し訳ない。
言い訳はしないよ。
ただの浮気好きな人間だったって思って馬鹿野郎って思ってください」
胸の中にあった言いたかったことを吐き出した後、俺は苺佳に頭を下げた。
散歩がてら食事を楽しむ為にそこにいるのだろう、くらいの認識しか持てなかったのである。
果たして・・・妻は興信所から入ってきた地点から少し移動はしていたものの、
うまい具合に広い敷地の中を散策しているところだった。
久しぶりに見る目の前の妻は、背の高いイケメンと一緒にいた。
彼と楽し気に何か一生懸命にしやべりながら歩いていた。
会話を遮るのは悪いかなと思ったが折角ここまで会いに来たのだからと、
気持ちを振り絞って声を掛けた。
「苺佳ぁ~!」
俺の方に振り向いた苺佳は驚く風でもなく・・そして嫌そうな素振りをするでなく・・
話をしていたイケメンに断りを入れて俺のところまでやってきた。
「久しぶりだね、元気そうだ・・」
「どうしたの? 私があなたと会わずに家を出た理由は知ってるはずなのに」
「うん、俺なんかと会いたくないっていうのは分かってるけど、
最後に一度会って言っておきたいことがあったんだ。
好きでもないのに会社を継ぐという目的だけの為に苺佳と結婚したわけじゃあ
ないからね。可愛くていじらしい苺佳のことを好きだから結婚した。
俺と結婚してくれてありがとう。娘を産んでくれてありがとう。
裏切ったことは申し訳ない。
言い訳はしないよ。
ただの浮気好きな人間だったって思って馬鹿野郎って思ってください」
胸の中にあった言いたかったことを吐き出した後、俺は苺佳に頭を下げた。