『愛が揺れるお嬢さん妻』 かわいいひと
「だっ・・大好き・・だよぅ」


「結婚してもいいくらいか?」


「うん、もしできるならね」


「分かった。相手の気持ち聞いてからっていうのが何気に卑怯な気がしなくもないけど
まっ、そこは置いといてだ・・」

「・・ン?」

「半年過ぎたら私たち結婚しよう」


「瑤ちゃんのプロポーズはすっごく、涙が出るほどうれしいけど
日本の法律がそれを許さないわ」


「そうだな、ふたりでアメリカへでも行くか、ってそんなわけいかないだろっ、
ちびーずがふたりもいるしな」


「苺佳はさぁ、もしも私が自分の性別を選べるとしたら男女どちらになってほしい?」


「瑤ちゃんは瑤ちゃんだよ。
どっちでもいいけど選べるのなら結婚できるから男性がいいかな。

でもね、一番は瑤ちゃん自身がどちらでいたいかだよ。
瑤ちゃんの気持ちを一番に尊重致しますぅ」


「ふーん」


「ね、この質問ってどんな含みがあるの? 瑤ちゃんは何がしたいの?」


「決まってるじゃないか。
苺佳とオちぴーずたちとこの先4人で幸せになることだよ」


「じゃあね、もっと私に分かるようにお話してくれませんか」


「試すようなことしてごめん、そうだよな。
 驚かないで聞いて。私の戸籍上の性は男なんだ。

 小学校へ行きはじめてから大学卒業して医師として働いている今も
ずっと男社会で生きてる。

 つまり最初に医師として苺佳に出会った時も私は男だったんだ。


 イレギュラーなのは比奈を保育園に連れて行くようになってから、
化粧して母親として振舞ってるってことかな。


 保育園では名札に大林瑤子と書いてたけど本当の名前は大林瑤林っていうんだ」


「嘘っ・・て、そうなんだ。
 私が最初に瑤ちゃんに会った時の違和感はこういうことだったんだねー、やっぱり。


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