『愛が揺れるお嬢さん妻』 かわいいひと
その日は土曜で珍しく午後から英介が家におり、早めの食事を3人で済ませた後に、
しばらくしてからのお茶タイムでまったりとしていた時の事。
自分の父親主体の大掛かりな合併話が出ているというのだ。
存続会社は我が古家製紙(株)で英介さんの実家の影山コーポレーションは
吸収され影山コーポレーションという名前も会社も無くなるらしい。
うちからの計画では4社で合併とのことらしい。
的に言語化してみると・・・。
景気後退、原料価格の上昇、省資源化を目指した簡易包装の進展、
電子携帯端末普及の影響から需要減少の中、減産を余儀なくされ、
より一層の設備調整、生産調整の対応に迫られているのが現状らしい。
夫の話を聞き始めてすぐに『合併』という単語に私は反応した。
後の細部に亘る話の中身として、ようは仕事が少なくなり経営が難しく
なってきているということだ。
それこそ、父に話を聞いてみないことには、仕事の話は
私には何が何やらなのだが、ひとつだけはっきりしていることがある。
父が英介さんの浮気? 不倫? を知り、私が離婚すると決めていることを
知っても影山コーポレーションを合併の候補にするのか否か。
そのことで頭が一杯な私は、英介さんが話している間中ずっとうわの空で、
途中から話などちゃんと耳に届いてこなかった。
もし、合併話がほぼ決定していたなら、私は両親から叱責されることに
なったことだろう。こんな大事な話を今のいままでなぜ黙っていたのかと。
いよいよ私があれほど望んでいた英介さんと別れを決められるチャンスが
巡ってきたのだと思った。
翌日、両親と話をする為私は実家へと向かった。
私が英介さんの昨年から現在までの所業を掻い摘んで報告すると
開口一番母親が言った。
「それっ、本当にほんとなの? あのやさしい英介さんが?
苺佳のことそりゃあ大切にしてくれてたじゃない。
ちょっ・・ちょっと、俄かには信じられないわ」
しばらくしてからのお茶タイムでまったりとしていた時の事。
自分の父親主体の大掛かりな合併話が出ているというのだ。
存続会社は我が古家製紙(株)で英介さんの実家の影山コーポレーションは
吸収され影山コーポレーションという名前も会社も無くなるらしい。
うちからの計画では4社で合併とのことらしい。
的に言語化してみると・・・。
景気後退、原料価格の上昇、省資源化を目指した簡易包装の進展、
電子携帯端末普及の影響から需要減少の中、減産を余儀なくされ、
より一層の設備調整、生産調整の対応に迫られているのが現状らしい。
夫の話を聞き始めてすぐに『合併』という単語に私は反応した。
後の細部に亘る話の中身として、ようは仕事が少なくなり経営が難しく
なってきているということだ。
それこそ、父に話を聞いてみないことには、仕事の話は
私には何が何やらなのだが、ひとつだけはっきりしていることがある。
父が英介さんの浮気? 不倫? を知り、私が離婚すると決めていることを
知っても影山コーポレーションを合併の候補にするのか否か。
そのことで頭が一杯な私は、英介さんが話している間中ずっとうわの空で、
途中から話などちゃんと耳に届いてこなかった。
もし、合併話がほぼ決定していたなら、私は両親から叱責されることに
なったことだろう。こんな大事な話を今のいままでなぜ黙っていたのかと。
いよいよ私があれほど望んでいた英介さんと別れを決められるチャンスが
巡ってきたのだと思った。
翌日、両親と話をする為私は実家へと向かった。
私が英介さんの昨年から現在までの所業を掻い摘んで報告すると
開口一番母親が言った。
「それっ、本当にほんとなの? あのやさしい英介さんが?
苺佳のことそりゃあ大切にしてくれてたじゃない。
ちょっ・・ちょっと、俄かには信じられないわ」