野生のお飾り妻は、裏庭ごはんで溺愛いっぱい食べつくします!
主要キャラクターの説明
■キャラ情報

〇主人公 ルルシュカ=クマデール(愛称ルル) 18歳
身売りされるような形で自然あふれる貧乏な辺境から嫁いできた、メンタル最強ポジティブ令嬢。
一見地味な風貌ながらも、常に姿勢がよく、ハキハキと誰に対しても敬語を話す。
実家では七人兄弟の長女。よく弟たちと外を走り回っていたやんちゃ娘。

夫であるカミーユから、初夜で「きみを愛するつもりはない」と言われ、裏庭のボロ小屋で生活する羽目になる。
しかし、まったく悲観することなく『貴婦人生活(と、ルルシュカは思っているだけで、実は質素な暮らし)』を満喫する。

薪わりが得意で、狩猟もできる。舞踏はできないけど武闘なら得意。
実家で培ったアウトドア技術をフル活用し、毎日裏庭で美味しいごはんを自炊する幸せな毎日を過ごしている。
来るもの拒まずでルルシュカ本人は誰にでもご飯を分け与えようとするも、後述セバスチャンの策略で物々交換。だんだん裏庭生活が豊かになっていく。


〇ヒーロー カミーユ=リシュパン(愛称カミュ) 25歳
リシュパン公爵家の美貌の次男坊で、次期宰相候補として王太子の補佐役をしている。
仕事一筋で、不健康。恋愛なんて興味なしの堅物貴公子。
王太子からの命令で、ルルシュカと結婚することに。
ただ貧乏な辺境を保護する名目で結んだだけの婚姻のつもりだったが、毎晩裏庭からの美味しそうな匂いと楽しそうな声に興味津々。少しずつアウトドア料理とルルシュカに興味をもっていき、ついでに段々健康にもなっていく。

小さい頃はセバスチャンとアウトドアな遊びをすることが大好きだった。
しかしカミーユ父が再婚し、狩りの最中に顔に怪我を負ったことから義母に「せっかく綺麗な顔をしているんだから」と外遊びを禁止され、反動で勉強だけに打ち込み、今の仕事人間に。顔の傷はうっすらの目の下に残っている。

なお本邸には義妹シャルロットが居座っているが、今まで屋敷には寝に戻っているだけだったため興味すらなかった。
ラストは愛するルルシュカに嫌がらせをしてきたシャルロットに絶縁を言い渡し屋敷から追い出すも、一向に一緒の寝室で寝てくれる気配のないルルシュカにヤキモキする。


〇敵役1(ラスボス) シャルロット=リシュパン  17歳
カミーユの義妹。
ずっとカミーユのことが盲目的に大好きで、他の女にとられるのがものすごく嫌。
今までもカミーユの縁談をことごとく影で潰してきた。
だけどさすがに仲人が国王(王太子経由)ということでシャルロットも邪魔できず、どうにかルルシュカを追い出そうと画策する。


〇敵役2(序盤の敵) メイド・ナタリー
義妹シャルロット付きの真面目だけど気が弱い泣き虫メイド。
シャルロットに命じられるままルルシュカに嫌がらせを仕掛けるも、まったく成果が出ない。そのためシャルロットにも身一つで捨てられ、絶望していた時にルルシュカに拾われる。
故郷に病気がちな弟がおり、彼の薬代を稼ぐために出稼ぎしていた。そのことをルルシュカに話すと「それなら空気の綺麗な私の故郷で生活したらいかがでしょう?」とあっという間にクマデール家の世話になることが決定。
自然にあふれたクマデール家の新しい末っ子として、少しずつ健康になりすぎているという。


〇お助けキャラ1 王太子・アルベール 26歳
カミーユ直属の上司、かつ従兄。
視察と称したお忍びお出かけが大好き! 少々落ち着きがないが明るいお兄さん。
政略的な名目でカミーユにクマデール家との縁談を命じるも、実はルルシュカともお忍びでクマデール領に行った時に面識があり、「あの子ならカミーユを幸せにしてくれるんじゃないかな」という打算もあった。


〇お助けキャラ セバスチャン  59歳
カミーユを幼少期からずっと面倒をみており、不愛想な仕事人間になってしまったカミーユを見ては寂しい思いをしている名ばかり執事。かろうじて「執事」という名目で雇ってもらっているものの、かつて外遊び中にカミーユを怪我させてしまったことがあり、シャルロット母に本邸を追い出されていた。その負い目もあって、カミーユ邸の実権は女主人ヅラをしているシャルロットにすべてとられている。
若かりし頃は兵士だったこともあり、野外活動が好き。
楽しそうに自炊したり狩りをするルルシュカが可愛くて可愛くて仕方ない。
打算的なところもあり、無償で食事を分け与えようとするルルシュカに対して、しっかり対価をもらうよう提案。
ルルシュカのたくましい生命力を見せつけられ、自分も負けてはいられないと「執事」としての責務を果たそうと尽力する。

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