野生のお飾り妻は、裏庭ごはんで溺愛いっぱい食べつくします!
1話~3話までのプロット

〇1話
リシュパン家に嫁いで初めて過ごす夜。夫であるカミーユから「きみを愛することはない」と宣言され、寝室でひとりにされるルルシュカ。ルルシュカは「そういう夫婦の形もありますよね」と落ち込むこともなく、寝心地最高のベッドを堪能する。そして翌朝、メイドのナタリーから「ここが奥様のお部屋です」と案内されたのが裏庭にあったボロボロの掘っ立て小屋。兄弟が多く、自分の部屋すらままならなかったルルシュカが「ここが私だけの家!」と歓喜しながら、さっそく土壁の補修用に泥を掘っているも、待てども待てども食事が出てこないまま夜を迎えてしまった。
「はて、お夕飯はどうしましょう?」

〇2話
リシュパン家の執事セバスチャンは屋敷の中で肩身が狭かった。主であるカミーユが不在の間、義妹のシャルロットが幅を聞かせているからだ。ひとまず無礼をルルシュカに詫びるため裏庭へ向かうと、香ばしい匂いが。なんとルルシュカがひとり焚火で川魚を焼いていたのだ。ルルシュカに「お夕飯が来ないので自分で用意しました!」と笑顔で言われ、己の不甲斐なさに落ち込むセバスチャン。ルルシュカに焼き魚を分けてもらい、涙ながらに「美味しい」と食す。翌日、ルルシュカは昨日集めた泥で壁の修復に勤しんでいると、セバスチャンは修理道具を持ってきてくれた。
「全力で奥様のサポートをさせていただきます」
そう誓うセバスチャンに、ルルシュカは藁がほしいと頼む。

〇3話
王太子アルベールから「初夜はどうだった?」と問われ、事実を話すカミーユ。ドン引きしたアルベールから無理やり休暇を言い渡され、カミーユが渋々屋敷に戻ると、裏庭から懐かしい匂いが。シャルロットを無視して裏庭へ赴くと、そこではルルシュカとセバスチャンが仲良く焚火で蕩けさせたチーズをパンに載せて食べていた。そんなセバスチャンから「奥様を説得してくだされ!」と見せられたのは、藁のベッド。ちゃんとしたベッドを運ぶと言っているのに、ルルシュカが断固譲らないのだという。ルルシュカの強い勧めで藁のベッドに横たわると、あまりの気持ちよさにカミーユは寝入ってしまう。起きた時はすっかり朝。ルルシュカは焚火でお茶を淹れようとするも、あまりの恥ずかしさにカミーユは足早に立ち去ってしまう。

< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

表紙を見る
表紙を見る
表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop