女嫌いの天才脳外科医が激愛に目覚めたら~17年脈ナシだったのに、容赦なく独占されてます~
 仕方なく症状を口にすると、玲人くんは矢継ぎ早に質問してきた。
「生理はいつ終わった?」
「……十日前」
「いつも生理はちゃんと来てる?」
 なぜ玲人くんにこんなプライベートなことまで話さなければいけないのだろう。
「……ちゃんとは来てない。来ない月もあって」
 恥ずかしくてボソッと答える私に構わず彼は質問を続ける。
「子宮頸がんの検査は受けてる?」
 玲人くんのこの質問にギョッとする。
「え? 私ガンなの?」
「ただの質問。で、検査は?」
 答えを急かされ、小声で返した。
「……受けてない」
 健康だから検査の必要性を感じていなかった。
「毎年健康診断は?」
「……受けてない」
 同様の答えを返したら、彼の眉間にシワが寄った。
「健康診断最後に受けたのはいつ?」
「……一度もない」
 絶対に怒られそう。
 ビクビクしながら答えたら、彼がビックリした様子で聞き返す。
「は? 普通会社で受けるよう言われるはずだけど」
 彼の眉間のシワがますます深くなって思わず敬語になる。
「……うちの会社にはそんなのないです」
 私の返答を聞いて、玲人くんはしばし無言になった。
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