女嫌いの天才脳外科医が激愛に目覚めたら~17年脈ナシだったのに、容赦なく独占されてます~
死ぬまで一緒にいたいと思うのは優里だけだ。
「わかった」
健くんの目を真っ直ぐに見て頷き、俺の腕を掴んでいる彼の手をポンと叩いた。
元気づけに来たつもりが、俺が逆にエールを送られたような気がする。
その後、急患もなく午後七時に仕事を終えると、病院の裏口で笠松に会った。
「よお、今帰り?」
俺の肩に彼が顎を乗せて絡んでくる。
「顎が重いんだけど」
ギロッと睨みつければ、あまり反省した様子もなく、「悪い」と謝る。
「家に帰れば優里ちゃんがいて、美味しいご飯を作ってもらえて、ああ~、四条が羨ましい。だけど、うなじにキスマークつけるのはやめたら? 本人も気づいてないよな? クールなくせに所有欲むき出し」
きっと田中さんから聞いたに違いない。
お祭りの日からふたりは付き合っているのだ。
「煩いよ。人のこと弄る前に、自分の心配したらどう? 今日田中さん、内科の谷口先生に焼き肉に誘われてたよ」
笠松を黙らせるためにそんな情報を教えれば、彼が少し焦った顔でスマホを出してどこかに電話をかける。
「わかった」
健くんの目を真っ直ぐに見て頷き、俺の腕を掴んでいる彼の手をポンと叩いた。
元気づけに来たつもりが、俺が逆にエールを送られたような気がする。
その後、急患もなく午後七時に仕事を終えると、病院の裏口で笠松に会った。
「よお、今帰り?」
俺の肩に彼が顎を乗せて絡んでくる。
「顎が重いんだけど」
ギロッと睨みつければ、あまり反省した様子もなく、「悪い」と謝る。
「家に帰れば優里ちゃんがいて、美味しいご飯を作ってもらえて、ああ~、四条が羨ましい。だけど、うなじにキスマークつけるのはやめたら? 本人も気づいてないよな? クールなくせに所有欲むき出し」
きっと田中さんから聞いたに違いない。
お祭りの日からふたりは付き合っているのだ。
「煩いよ。人のこと弄る前に、自分の心配したらどう? 今日田中さん、内科の谷口先生に焼き肉に誘われてたよ」
笠松を黙らせるためにそんな情報を教えれば、彼が少し焦った顔でスマホを出してどこかに電話をかける。