女嫌いの天才脳外科医が激愛に目覚めたら~17年脈ナシだったのに、容赦なく独占されてます~
 彼女には玲人くんと両思いになったことは話していないけれど、この自信に満ちた言い方からすると、バレバレなのだろう。
 なんせ私と玲人くんを小さい頃から一番よく見てきたのだから。
 昼休みに入り、健人くんが気になって病室の前まで行くと、ドアが少し開いていて彼のご両親がいるのが見えた。
 これから手術だから心配して来たのだろう。
 病室には入らずに心の中で「頑張って」とそっとエールを送る。
 健くんの顔が少し見えたが、元気そうで安心した。
 一階のカフェでお昼を食べるが、隣の席に坂井先生が座ってきた。
「あら木村さん、こんにちは」
酒井先生が苦手で、ちょっと身構えながら挨拶を返す。
「……こんにちは」
「ねえ、いつまで玲人先生の家にいるつもり?」
「……先生には関係ないと思います」
「関係あるわよ。だって私は玲人先生と結婚するんだもの」
 自慢するように言ってくる彼女の話を聞いて、頭に?マークが浮かんだ。
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