女嫌いの天才脳外科医が激愛に目覚めたら~17年脈ナシだったのに、容赦なく独占されてます~
坂井先生の話もあったし、この呼び出しに嫌な予感しかしない。
副医長とこの病院で会うことはなかった。
院長先生はたまに受付に挨拶に来るけど、副医院長の姿は見かけない。
事務員さんたちの話では会合で外に出ていることが多いらしい。
「優里ちゃん、大丈夫? 副医院長から呼び出しなんて……」
真美さんが心配そうな顔をするので、咄嗟に嘘をついた。
「大丈夫です。昔、祖母が四条家で働いていたので、祖母の話じゃないかと。ちょっと席外します」
受付を出て六階にある副院長室に向かうが、足取りは重かった。
受付に戻れって心の声が言っているけれど、無視した。
一介の事務員が副医院長に逆らえるわけがない。
スーッと深呼吸すると、副医院長室のドアをノックした。
「はい」と聞き覚えのある低い男性の声がして、ドアを開ける。
「失礼します」
正面奥にある高級感のある執務デスクに玲人くんのお父さまである副医院長が座っているのを見て、心臓がバクバクしていた。
副医長とこの病院で会うことはなかった。
院長先生はたまに受付に挨拶に来るけど、副医院長の姿は見かけない。
事務員さんたちの話では会合で外に出ていることが多いらしい。
「優里ちゃん、大丈夫? 副医院長から呼び出しなんて……」
真美さんが心配そうな顔をするので、咄嗟に嘘をついた。
「大丈夫です。昔、祖母が四条家で働いていたので、祖母の話じゃないかと。ちょっと席外します」
受付を出て六階にある副院長室に向かうが、足取りは重かった。
受付に戻れって心の声が言っているけれど、無視した。
一介の事務員が副医院長に逆らえるわけがない。
スーッと深呼吸すると、副医院長室のドアをノックした。
「はい」と聞き覚えのある低い男性の声がして、ドアを開ける。
「失礼します」
正面奥にある高級感のある執務デスクに玲人くんのお父さまである副医院長が座っているのを見て、心臓がバクバクしていた。