女嫌いの天才脳外科医が激愛に目覚めたら~17年脈ナシだったのに、容赦なく独占されてます~
「あっ、私も同じものをお願いします」
 メニューを見ても全然頭に入ってこなくて、彼と同じものにした。
 店員さんが部屋を出ていくと、玲人くんに尋ねる。
「ねえ、ひょっとして予約したの? 他にお客さんいないように見えるんだけど」
 店員さんも名前言う前から『四条さま、お待ちしておりました』って言ってたし。
「ああ。じっくり選びたいから」
「でも、ここ高そうだよ。私、そんなお金ないよ」
「金の心配はいらない。というか、余計なことはなにも考えるな。好きな物を選べばいい」
「そんなこと言われて………」
「普通女の人って指輪とか喜ぶんじゃないの?」
「嬉しいの前にビックリしてる」
「優里らしい。まあ指輪を見れば、少しは欲しいのがわかるんじゃない?」
「そうかな?」
 店員さんが戻ってきて、テーブルの上に指輪が並べられた。
 どれも綺麗で素敵。
「では、ひとつずつ試着していきましょうか?」
 店員さんの言葉に「はい」と頷き、指輪を試着していく。
「こちらは定番の立て爪タイプになります」
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