女嫌いの天才脳外科医が激愛に目覚めたら~17年脈ナシだったのに、容赦なく独占されてます~
 式は午後七時から。
 出席者のほとんどが病院関係者ということもあって、この日程になった。
 私と玲人くんの式に出席してまた仕事に戻るという先生もいる。患者さんが急変しても教会から病院まで徒歩三分と非常に近いのですぐに駆けつけられる。
「そんな。ドレスが綺麗なんですよ」
 慶子さんの言葉を聞いてブンブンと左右に首を振りながら否定した。
 今着ているのは、胸元がハートカットでクラシカルなデザインな際立つプリンセスラインのドレス。
 上品で大人な雰囲気でとっても気に入っている。
 鏡の中の自分がなんだかお姫さまに見えてきた。
 ウエディングドレスには女の子を可憐に変身させる魔法がかけられているのかもしれない。
 このドレスは真美さんに都内の有名ブライダルサロンに付き添ってもらい二十着近く試着した中で選んだもの。玲人くんは仕事で来られなかったので、私が四着選んで写真を撮り、最終的に彼にその写真を見て選んでもらった。
 婚約指輪を買ったのは九月。まさかその三カ月後に式を挙げるなんて予想だにしなかった。
< 237 / 245 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop