女嫌いの天才脳外科医が激愛に目覚めたら~17年脈ナシだったのに、容赦なく独占されてます~
「それはよかった。今度高級しゃぶしゃぶ奢れよ」
「金払うからひとりで行ってきて」
 長財布から数枚取り出して彼に差し出すが、受け取らない。
「釣れないなあ。ひとりじゃつまらないだろ? それにしても、女のことで俺を呼び出すなんて初めてでビックリしたぞ。いつも女に無関心なお前がさあ。一体彼女とどういう関係? しかもすげーかわいい子だったよなあ」
 いつもの悪い癖。医者としては有能だが、いかんせんこいつは女癖が悪い。
「ただの幼馴染だよ」
 素っ気なく返すが、こいつはしつこく絡んでくる。
「ふーん。だったら、俺に紹介して。お前の女じゃなければいいだろ?」
「断る。面倒くさい。それに、お前こないだ新しく入った看護師と付き合ってなかった?」
 院内のカフェで仲良くランチしているのを見かけた。
「別れた。束縛してくるし、病院でも彼女面するから嫌気が差してさあ」
 付き合うならある程度の束縛は覚悟すべきだと思う。
「だったら付き合うなよ」
「でも、俺モテるから来る者拒まず主義なんだよ」
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