女嫌いの天才脳外科医が激愛に目覚めたら~17年脈ナシだったのに、容赦なく独占されてます~
 しじみ汁を飲んだ彼が、「美味しい」と口にするのを見てにんまり。
「よかった」
「そういえば、前にもらったハンバーグ弁当も美味しかった」
玲人くんの感想を聞いて上機嫌になる。
「また作ってあげるね」
「ああ」と頷いて、今度は彼は肉じゃがを口にする。
「なんか実家に帰った感じがする」
「ここ玲人くんのマンションだけどね」
「アメリカに行ってなにが恋しかったって、やっぱり食事かな。華江さんの料理が食べられないのが結構辛かった。お前、一緒に作ってただけあって、華江さんのと味付け一緒」
「リクエストがあればなんでも作るよ」
「だったらあれが食べたい。ナスの煮物」
「おー、なかなか渋い選択をされますね~。明日ハローワーク行くついでに、ナス買って来るよ」
「新しい仕事のことだけど、うちの病院の受付をやってみる気はある? ひとり産休に入るんだ。強要はしない。なにか仕事が見つけるまでの繋ぎでもいいし」
「え? いいの?」
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