魔法薬の実験に失敗したら、初恋王子が溺愛パパになりました。~幼女になってしまった魔女は勘違い王子に甘やかされています~

冒頭部分プロット(1話~3話まで)

1話
長年の研究の果て、ようやく作り上げた【若返りの薬】。精霊の森の奥地でひとり暮らす魔女・パトリシアは、自らその薬を試用してみることに。死を覚悟した実験だったため、一応遺書も書き残してから若返りの薬を飲む。しかし期待していた結果は訪れず、なんと身体が縮んで4歳児になってしまった。これはまずいとあらかじめ用意しておいた中和剤を飲むが、慣れない小さな身体を上手く操れずひっくり返してしまう。そして茫然と床に転がっている最中、最悪なタイミングで来訪者が現れた。「パティ、いるか?」彼はレーデンラック王国レーデンラック王家の第二王子セオドア。まさかの状態で初恋相手と鉢合わせ、パトリシアは愕然とする。

2話
しばし自分を見て固まっていたセオドアは、しかし「なん、だ……このパティ似の天使は……」と呟き、パトリシアを抱き上げる。まさかの出来事にパトリシアは硬直しフリーズ。魔法薬の副作用か声も出ないため、セオドアは「まさか、パティの隠し子か!?」とどんどん勘違いを加速させていく。残しておいた遺書のおかげでなんとか〝この幼女がパトリシア本人だ〟と誤解を解くことには成功したが、〝記憶も4歳児の状態に戻っている〟と思い込んでいた。自分を憶えていいないことにショックを受けつつも「これを機に……」と不穏なことを呟きだすセオドア。嫌な予感を憶えていると、セオドアは全人類を卒倒させてしまいそうなほどの美麗な微笑みを浮かべて告げた。
「パティ、パパだよ」

3話
魔法薬の副作用か、あるいは衝撃が強すぎたのか、熱を出して気絶したパトリシア。目を覚ますとそこは王都のレーデンラック城だった。精霊の森から出ることなく暮らしていたパトリシアは、知らない外の世界に恐れおののき、セオドアや顔見知りの騎士たちにくっついてしまう。周囲がパトリシアの愛らしさに悶絶しているとは知らず、パトリシアはとんでもないことになった、と青くなった。自分がパパだと言って譲らないセオドアはパトリシアを森に帰してくれる様子はない。それに、ここで本当は記憶がなくなっていないのだと伝えても(主に魔女の掟で)厄介なことになる気がする。こうなったら知らぬ存ぜぬを貫き通し、全力で4歳児のフリをしながらひそかに中和薬を作り上げ元の姿に戻ろう!とパトリシアは一大決心する。
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