ファーレンハイト/Fahrenheit

#03 幕間 恋の終わりに

 雪の日、風呂に入って体を温めて、睡眠を取れば雪道を歩いた分の疲れは取れるだろうと思って、私は相澤を私のベッドに寝かせようとした。
 電気毛布も入れてあり布団は暖かい。
 客用布団は無いから私のベッドで寝かせるしかないと思ったのだが、相澤は嫌がった。どうしてだろうか。
 服を着て髪の毛を乾かして寝室を覗くと相澤はベッドに座っていた。
 どうしてそんなに嫌がるのだろうか。電気毛布は強にしてあるから暖かいのに。

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