【極上溺愛】エリート鬼上司は無垢な彼女のすべてを奪いたい
和雑貨のお店かなと思いながら暖簾をくぐると中はカフェスペースになっていた。漆喰の壁も四脚ある真っ白なテーブルもふわんとした曲線を描いていて全体的に優しい空間だ。
ちょうど空いていた二人席に案内され、賢人さんがメニューを広げる。
「ここの和菓子、気になってたんだよ」
そこは店内の可愛らしさとは裏腹に創業百年を迎えるという老舗和菓子店らしい。
なるほど、そう言われてみると不思議な曲線を描く壁は、度重なる増改築の跡を漆喰で塗りこめた所以かもしれない。
「どうしよう、どれも美味しそうで選べない」
菓子の写真と説明が載ったページを凝視していると、
「本当だな。胃袋が許すなら全部制覇したいところだ」
真剣な顔で言う賢人さんに噴き出してしまった。
「私もそう思います」
不思議だ。鬼上司と言われるほど会社では厳しく仕事ができる彼と、普段からぼんやりしていて職場では必死に気を張ってどうにか仕事をこなしている私が、食べ物のこととなると同じ思考になる。
「十九時には宿で夕食だし、ひとまず一番気になるやつを頼んでほかは明日の帰りに買って行こうか」
ちょうど空いていた二人席に案内され、賢人さんがメニューを広げる。
「ここの和菓子、気になってたんだよ」
そこは店内の可愛らしさとは裏腹に創業百年を迎えるという老舗和菓子店らしい。
なるほど、そう言われてみると不思議な曲線を描く壁は、度重なる増改築の跡を漆喰で塗りこめた所以かもしれない。
「どうしよう、どれも美味しそうで選べない」
菓子の写真と説明が載ったページを凝視していると、
「本当だな。胃袋が許すなら全部制覇したいところだ」
真剣な顔で言う賢人さんに噴き出してしまった。
「私もそう思います」
不思議だ。鬼上司と言われるほど会社では厳しく仕事ができる彼と、普段からぼんやりしていて職場では必死に気を張ってどうにか仕事をこなしている私が、食べ物のこととなると同じ思考になる。
「十九時には宿で夕食だし、ひとまず一番気になるやつを頼んでほかは明日の帰りに買って行こうか」