【極上溺愛】エリート鬼上司は無垢な彼女のすべてを奪いたい
 バスタオル越しに抱き締められながら首筋を唇や舌でたっぷりなぞられる。濡れた熱が肩から肩甲骨まで下がっていき、背中がびりびりと痺れていく。足に力が入らず立っていられなかった。

「や、賢人さん、くすぐった――」 

 たまらず声を上げた瞬間、体が浮いて小さく叫ぶ。私を抱え上げた賢人さんは無言だった。熱っぽく赤らんだ目もとがいつにもまして色っぽい。

 シーツの海に優しく下ろされると、降り注ぐ照明を遮るように大きな体が覆いかぶさってくる。

 形のいい唇が雨のようにキスを降らせて、私の肩やデコルテに赤く花が咲いていく。濡れたバスタオルはいつの間にかはぎ取られ、直に触れ合う肌が心地いい。

「和花、可愛い」

 賢人さんが耳もとで囁くたびに胸のメーターが振り切れた。好き以上の気持ちがあふれ出して、体がもっと、と彼を欲しがる。

 どんなにキスをしても、どんなに肌を触れ合わせても、賢人さんと私は別々の人間でひとつになることはない。

 だから限界まで体を近づけて、体温を溶け合わせて、不完全な体が半身を求めるように深くまで繋がった。

 愛しい。好き。

 ずっと一緒にいたい。
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