【極上溺愛】エリート鬼上司は無垢な彼女のすべてを奪いたい
必要事項だけの簡素なメッセージ。
どことなくそっけない文字の羅列に胸がざわついた。
なに……?
怖い。わざわざ『話がある』なんて改まって。
指先が震えて、うまく返信メッセージが入力できなかった。
押し寄せる疑問や不安がそのまま文字になり、言い回しや語尾が気になって何度も書き直す。
ようやく書き上げた文章をしばらく見つめ、すべての文字を削除した。
長文のメッセージを送って、忙しい彼に面倒な女だと思われたくない。
スマホとにらみ合うこと十数分、【わかりました】とだけ入力し、送信ボタンを押した。