先輩の愛に溺れながらずっと

「初めまして。赤団の団長を務める
王高 快理(おおこう かいり)です。
僕達3年生にとっても1、2年生にとってもいい体育祭にしたいのでこれからよろしくお願いします。」


か、かっこいい………


団長の王高先輩のかっこよさに見惚れていたのは私だけではなかったみたいで真葉や同級生のみんなが顔を赤らめて見ていた。


そのみんなの視線をぶった斬るように副団長の葉山先輩が次のことを話した。


「では、ダンスや型はグループごとで3年生に教えてもらってください。
では ──── 」


きた。遂に練習だ。
私は気を引き締めて指示に従った。


葉山先輩の言ったグループに分かれる。


真葉とはグループが離れちゃったなぁ。
毎回真葉とはグループとかで一緒にならないんだよね。

出席番号が遠いから?

私のいるグループは知っている子はいなくて別のクラスの子ばかりだった。

不安な気持ちに支配されるけど、これから教えたくれる先輩を見ると

………大丈夫優しそうだ。


先輩の教えてくれる通りに一生懸命頑張ればいいんだ。

教えてくれる先輩達は自己紹介をして早速私達にダンスを教えてくれた。
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