先輩の愛に溺れながらずっと
体がおかしくなる。そう思った時、キスが終わってホッと胸を撫で下ろす。


しかし、次の瞬間には首筋に柔らかい感触。


舌でツーっと舐められて、噛まれて、甘さと痛みの波が押し寄せてくる。


「……ぅ……やっ…」


ゾワッとして、先輩のシャツを握る。


「っ。ついた。」



先輩が喋るようになってやっと甘い刺激が終わる。
それでもすぐには体は正常に戻らなくて、1人で立てない。


「ははっ、ちょっとやりすぎ?」

「やりすぎどころじゃないですよぉ。」

先輩を支えてもらいながら睨む。


「やなも気持ち良くて抵抗できなかったもんね。」

「っ!」

「次嫉妬させたら覚悟しててね。」


かっこいい顔で見つめられて真っ赤になって
ノックアウト



もう絶対先輩を嫉妬させないようにしよう。

そう誓ったのだった。
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