五年の想いを抱えて
私は気づいてしまったんだ。

私は、晴葵が好きだ。



1学期の期末テストを何とか乗り切ってクラス全体が夏休みモードに早くも突入した。

「ねー、最悪なんだけど。私英語、補修…」

隣の席の美波はぼやきながら今にも溶けそうになっている。

「しょうがないでしょ、なっちゃったもんは」

「今年は先輩誘おうと思ってたのに、花火大会」

「バスケ部の?」

「そうそう」

「どんまい」
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