五年の想いを抱えて
「ってか、玲今年はどうするの?私行けないし。慎也と二人で行くの?」

「んー俺がなんだって?」

他の男子としゃべっていた慎也が寄ってきた。

「ん?今年の花火の話。私補修引っかかっちゃっていけないから、玲どうするんだろうって」

「今年は、いっしょに行けないかな」

「なんか用事でもあるん?」

「あ、いや、そうじゃなくて…。実は私約束したんだよね晴葵と」

だんだん小声になる私とは逆に、さっきまで沈んでいた美波の顔がだんだん明るくなる。
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