五年の想いを抱えて
それなのに美波は笑いをこらえたような顔だし、慎也は慎也であきらめたような顔をしていた。

「え、なにどうしたの、二人して変な顔して」

「いや、なんでもない」

「そう」

いまいち腑に落ちないけどまあいい。

夏休みが待ち遠しかった。



7月31日。

宿題をあらかた終えてしまってベッドに寝そべっていた時、突然スマホが振動した。

画面の通知を見て跳ね起きる。
< 29 / 111 >

この作品をシェア

pagetop