ヘアゴム



「ヘアゴム、返すな」

「陽色先輩! 結ばなくて良いですから!!」



私はいつも髪を一つ結びにしている。



「ヘアゴムを返してくれれば」

「心配しなくても大丈夫。
ちゃんと元通りにするから」



そんな事言われても心臓が……。

まぎらわそう…。



「陽色先輩! 先輩の近くにヘアゴムで髪を結んだ人が居たと思うのですが、どうしてその人に借りなかったんですか?」



その人に借りていたら1位を取れたかもしれないのに…。



「ヘアゴムって見た瞬間、莉珠に借りたいって思ったんだよね…。出来た。どう?」



私は結ばれた後ろ髪を触ってみる。



「…しっかり結べてます」

「上手でしょ? 莉珠が髪を結んでる所何度も見てたら、覚えちゃった」
< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:1

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

こまかくて

総文字数/3,514

恋愛(その他)13ページ

ベリーズカフェラブストーリー大賞エントリー中
表紙を見る 表紙を閉じる
自分の家の鍵を取りに行ったら、あなたと出会えました。
人生2度目はパン屋さんをやるので、あなたの家政婦にはなりませんが、家事の仕方は教えてあげましょう。

総文字数/5,625

ファンタジー19ページ

第6回ベリーズカフェファンタジー小説大賞エントリー中
表紙を見る 表紙を閉じる
パン屋さんになってみせます!!!
僕の習慣

総文字数/1,131

その他10ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
僕の習慣って……どうですか?

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop