忘れられないよ君は―初恋だけでは終われない―
 なのに。

 スマートフォンを閉じたあと。

 浮かんだのは。

 昨日の丈だった。

『もう少し、一緒にいてもいいですか』

 自分から言った。

 駅が近づいて。

 もう別れるんだと思ったら。

 そう言わずにはいられなかった。

「…………」

 幸也への気持ちは分かる。

 ずっと前から。

 恋だった。

 じゃあ。

 先生へのこれは。

 何なんだろう。
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